縁側が好き。
祖父母の家は東北の比較的南に位置する。
積雪はそんなに多くない。
私も東北育ち、祖父母の家は40分ほど車でいった距離にあり、
日帰りが多かったけれど
子どもの頃は夏休みに泊まったりもしていた。
この縁側も玄関も春から秋はいつもあけっぱなし。
夏のお泊まりは私の子どもの頃も既に珍しいものだった
蚊帳をつって縁側は開けたまま寝ていたため、
早朝の鳩の声や、庭の匂いを
今でも鮮明に覚えている。
外と内の境界線が曖昧な縁側。
自然と縁側に来た人と話しをしたり
お茶をしたり、昼寝をしたり
何もせずぼーっとしたり。
そういう生産性や効率的な時間の使い方
などが重要視される社会に生きる現代の私達
そんな暮らしの中で、
枠を外し、縁側に腰をかけて
お茶をし、春にはちょうちょ、梅雨はカタツムリ
夏には水張った金たらいに足をつけ涼みながら
蝉の声やカエルの声を聞き、
秋には月を見て、虫の音色を愉しみ
冬は火鉢で餅を焼きながら雪見
そんなほっとする時間を大切に暮らしていきたい。
そういう場所を作りたい。
そんなちょっとほっとするブログを
綴っていけたらいいなと思う。